社会保険労務士の救済措置とは? 

社会保険労務士試験に合格したいなら、どうすれば合格できるのか? その点を第一に確認することになるはずなんです。私も前のページで、合格基準っていったい何なのかを説明させてもらいましたけどね。

でもそれだけではないんです。社会保険労務士の受験者は、合格基準をややこしくしているもうひとつのルールも知らないといけません。それはときおり「救済」という措置が入ることですね。

●合格基準を下げるという方式でとられる「社会保険労務士の救済措置」
これはようするに、社会保険労務士試験の合格基準を「ちょっとだけ甘くしてもらえる」という、受験者には本当にありがたい制度です。だからこそ「救済」なんて呼ばれるんです! 

この救済は、各科目の基準を下げるというやり方ばかりです。
・選択式問題の「各科目3点以上」という基準
・択一式問題の「各科目4点以上」という基準
これらを下げるんですよ。選択式問題なら3点から2点に、択一式問題だと4点から3点になると思って構いません。

まあこんなことを書いたんですけど、択一式問題のほうだとめったにありません。最近だと、2014年くらいしかなかったと思います。

でも選択式だと、しょちゅうですね。2013年は「労災保険法」「雇用保険法」「健康保険法」で2点に減らされましたし、「社会保険に関する一般常識」に至ってはなんと1点に減らされました! 2014年は、「雇用保険法」「健康保険法」が2点でOKでした。2015年は「労務管理その他の労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」「健康保険法」「厚生年金保険法」で2点に下げられています。

●救済の意義とは
私が思うに、救済という措置がある理由は結局「合格者のコントロール」でしょう。合格者が増えすぎたり減りすぎたりしないように、合格率が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように調節しているんです。

受験者ができない科目がどこかにあったりすると、この救済が入るんでしょう。だからどこに入るのかを予想する関係者もいるんですよね。
受験者にとっては、試験問題のどこかに難問があっても、あまりそれを気にしなくていいともいえます。だってみんなできないんですし、難しすぎるならあとで救済してもらえるかもしれませんし。
まあ救済を期待するのもNGですけどね、ちゃんと全範囲をみっちりと勉強することがいちばんです。

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